グランバットマンで脚を高く上げるコツ【腸腰筋で解決】バレエ・ダンスのお悩み

こんにちは。
バレエ歴20年、講師経験もありますレオタードねこです。

ポーン！と軽く頭の上まで上がる人もいれば
ぐぐぐっ・・・💦と音が聞こえそうなくらい、
脚が上がらなくて苦しんでいる人もいますよね。

私も後者でした。笑

いつも前ももはパンパンで、なんだか股関節が引っかかる・・・

90度以上ってどうやって上げるの〜〜〜！？

と子供の頃、切実に悩んでいました。

その後・・・グランバットマンで脚が高く上がるようになったのは、
大人になってから。

もし今、脚が上がらなくて辛い人がいたら
ぜひこれからお伝えするたった1つのコツを試してみてください！

グランバットマンの意味・基本

グランバットマンの意味

グラン・バットマン（grande battemente【仏】）とは、
グラン＝「大きい」
バットマン＝「打つ」

という意味があり、大きく打つように脚を高く上げる動きです。

軸脚は膝をしっかり伸ばして地面を押し、
動脚は前や横、後ろに脚を勢いよく上げます。

▼石井久美子さんのグランバットマン！✨

基本的なポイント3つ

本題に入る前に、基本的なグランバットマンをする際のポイント3つを説明します。

軸脚で床を押す

軸脚を押すというのは、
軸の足裏で床をぐっと押すということです。

脚を高く上げようと思うと疎かになってしまう軸脚。
実は軸脚がグラグラしていたり、しっかり床を踏めていないと脚は上がりません。
足裏から上体をつなげて、上体でも床を押しているイメージです。

勢いよく上げよう

グランバットマンでは、勢いよく脚をポーンっと上げます。
高い位置に一気に上げましょう。

また、勢いよく上げた脚はコントロールしながらポジションに戻します。

床をすって正しい位置に

足裏は床をすり、正しい位置に上げることが基本ですが、
そのためには、
タンジュ→ジュテの延長にグランバットマンがあることを
覚えておきましょう！

練習する時も
タンジュ→ジュテ→グランバットマンを前、横、後ろと
それぞれ練習することをオススメします。

脚が上がらない原因・高く上げるコツ

脚が上がらない原因

脚が上がらない原因はいくつか考えられます。

脚を高く上げるたった1つのコツ

脚を高く上げたいなら、腸腰筋を意識せよ！

脚を上げるためには、「腸腰筋」が欠かせません。

最近はストレッチや筋トレで腸腰筋に注目している方も多いですね！

でも実は・・・腸腰筋ってわかりにくいんです。
しかも今まで頑張って力づくで脚を上げていた方は、
特にわかりにくくなっています・・・。

そこで！

鍛えたり、ストレッチをするよりも
腸腰筋に気づくことがポイントになります。

腸腰筋に気付くエクササイズ

①腸腰筋の位置を確認します。

背骨の下の方、骨盤から股関節の内側につながっている筋肉です。

↑イラストでお分かりの通り、上半身と下半身をつないでいます。

②段差を使って腸腰筋を感じよう！

位置を確認できたら、自分の腸腰筋をイメージします。

▼イラストが下手すぎてスミマセン・・・。笑
こんな感じで片方の脚をブロック（段差）に乗せ、
片方の脚はブラブラにします。

腸腰筋がブランとぶら下がる感覚を使います。

（▼ヨガブロックがある方はブロックを使いましょう。）

みぞおちから下を脚だと思って、
その長い脚をダランっと力を抜きます。

しばらくブラブラした後、地面に降りてみましょう。
すると不思議なことに！
ブラブラした方の脚が長くなったように感じられます。

この感覚が腸腰筋です✨

「腰から上げる」
「お腹から上げる」
という表現をする先生もいるかと思いますが、
脚をみぞおちあたりから長く、腸腰筋を使って振り上げる！という意味です。

最初は感覚が分かりにくいかもしれませんが、
脚ブラブラエクササイズをすることで
「この感覚かな？」というのがわかるようになってきますよ。

ぜひ、この感覚を体感してみてくださいね♪

【まとめ】脚を高く上げるのは難しくない！

今まで脚が上がらなかった人にとっては・・・
・脚を高く上げるのは難しいんだ
・自分は体が硬いからできないっ。無理っ。

と諦めがちですが、そんなことありません！

バレエは基本に忠実に、かつ体の使い方を学ぶことでどんどん上達していきます。

力技では体を壊してしまうので、
ぜひ、骨格や筋肉の仕組みについて勉強してみましょう✨

きれいに脚が上がると、さらに踊ることが楽しくなりますよ〜