こんにちは。レオタードねこです。
過去、バレエ教室で大人クラスを教えていた経験があります。
大人からバレエを始めてグランフェッテは出来るようになるのか?
結論から言いますと・・・
「できます!」
以上です!
これからバレエを始める大人の方や
既に習っているけど、本当に私でもできるようになるのかしら?
と気になる人はぜひ、読んでいってくださいね。
目次
グランフェッテとは?【意味や動きを解説】
「フェッテ」は大きく2種類に分けられます。
「グラン・フェッテ・ロンドジャンブ・アントゥールナン」と
「イタリアン・フェッテ」です。
今回は
「グラン・フェッテ・ロンドジャンブ・アントゥールナン」について解説していきますね!
「グランフェッテ」の意味は?
「グラン・フェッテ・ロンドジャンブ・アントゥールナン」
を略して「グランフェッテ」と呼んでいます。
フランス語ですね♪
意味は、
【フェッテ=鞭(ムチ)で打つ】
です。
脚を空中でムチ打つように動かすことから「フェッテ」と名前が付けられているようです。
グランフェッテが含まれるバレエ作品は?
有名なのは「白鳥の湖」3幕で黒鳥オディール姫の32回転フェッテ✨
他にもたくさんの作品にフェッテは登場します。
例えば・・・
・ドンキホーテ
・パリの炎
・海賊
など。
フェッテはやはり山場で盛り上がるシーンになります。
観客もバレエダンサーもドキドキしてしまうグランフェッテ。
出来たらカッコいいですよね。
せっかくバレエを始めた人には、ぜひ挑戦してみてほしいです。
大人からバレエを始めてもフェッテはできるのか?
結論:練習次第でグランフェッテはできる
黒鳥の32回転を見てしまうとグランフェッテへの道は遠く感じてしまうかもしれません。
トウシューズで32回転への道を目指してしまうと難しいですが、
(子供の頃から習っていても出来ない人は多いです。)
グランフェッテそのものは大人初心者の方でも十分に挑戦できます。
練習次第では連続してフェッテができるようになるので、まずは基本の形から学んでいきましょう。
大人バレエでのグランフェッテ練習方法
大人からグランフェッテを習得するには、あわてず順を追ってステップアップしていきましょう!
①まずはルティレでルルベ
②1回転を練習(ピルエットをきれいに回りましょう)
③バーにつかまってフェッテの足の動きを回らずに練習
④バーで動きをチェックしながら回ってみる
バーにつかまっていると却って難しく感じるかもしれませんが、基本をちぇっくしましょう
⑤慣れてきたらセンターで足の動きをチェック
⑥センターで回ってみる
まずは1回から2回、3回と挑戦♪
※注意
初心者の方はいきなり回る練習はしないでくださいね。
まずはルルべのルティレで立つことをマスターしましょう!
ピルエットが苦手な人はこちらの記事も参考に♪↓
「ピルエットが怖い・苦手・回れないひとはターンボードで解決しよう」
フェッテができる身体を作る
※すでに身体作り・基礎はバッチリなひとは読み飛ばしてください。
フェッテを継続して美しく回るためには、
・体幹
・柔軟性
が必須です。
特に体幹トレーニングは必須です。
継続して回り続けるためにも体軸をつくりましょう。
おすすめの体幹トレーニング「プランク」
①脚を伸ばしてうつぶせに
②腕は肩幅ほど。両ひじと前腕を床につけて上体を起こします。
③足指で床を押し、(ルルべのような指)下半身を持ち上げます。
④頭からかかとまで一直線になるようにキープ!
ここがポイントです!お腹が下がったり、お尻を持ち上げすぎないように。
体幹がない状態でフェッテの練習をすると軸がぶれやすいですが、
体幹を鍛え始めると少しずつ感覚が変わってきて、回りやすくなってきます。
フェッテだけじゃなく、バレエは体幹力で踊りも変わってくるので
だまされたと思って体幹を鍛えてみてくださいね!
\そもそも回るのが苦手な人は、ターンボードを使ってみるのもおススメです/
グランフェッテのコツ3つ【ステップアップ編】
腕と脚の動きをそろえる
なかなかグランフェッテがマスターできない人は、
まず腕と脚の動きをおさらいしましょう。
プロの動画をスローモーションで何度も見るのもおすすめです。
\ザハロワの白鳥の湖/
動かす脚はロンドジャンブしながら、一緒に腕もアンナバンからアラスゴンドへ開きます。
(軸足はプリエしています。)
次のタイミングで軸はルルべ、動脚はルティレに。
腕もいっしょにアンナバンへ集めます。
腕と脚の動きがばらばらになっているとグランフェッテを連続して回れません。
まずは音楽なしで、腕と脚のタイミングを合わせていきましょう。
正面の意識を
グランフェッテのほとんどが正面(アンファス)向きで行います。
1回回ったらまた正面に戻り、回ってまた正面でプリエ・・・
と繰り返しになります。
正面に戻ってこれないよ~という人は、顔を正面につけて回りましょう。
「ここを見る」とスポットを決めて、すぐに顔をきるようにします。
「顔をつける」とは?
バレエのレッスン中「顔つけてー」と言われたことはありませんか?
ピルエットやターン系でよく言われますね。
回り始めても出来る限り正面に顔を向けたまま、すぐにクルッと顔を正面に戻すことを意味しています。
顔がついていると目が回りにくく、また見ている人からもキレがよく見えます。
音楽に乗る
基本の形ができるようになった人は、次に「耳」を使いましょう。
バレエの基本でもありますが、音楽に乗ることは非常に大事です。
グランフェッテは音楽に合わせてリズミカルに回ることで、より上手に何回も回れるようになっていきます。
特に頭でっかちになってしまい、途中で止まってしまう方は
体の余分な力を抜いて音楽に身をゆだねてみましょう。
普段のレッスンから音楽に乗って踊ることを心掛けてみてくださいね。
まとめ【苦手意識を持たずに楽しんで♪】
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
最初は「なんか難しそう」と敬遠されがちなグランフェッテ。
大人から始めた人にもぜひ挑戦してほしいです。
苦手意識を持たずに楽しみながら「今日はきれいに3回連続できた~」
「10回に挑戦だ!」と少しずつやってみてくださいね。
グランフェッテが苦手な人は
①レッスンで基礎の見直し
②体幹トレーニング
③動画でイメージトレーニング
を諦めずに続けていきましょう♪
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グランフェッテできたらカッコいいよね~
大人からバレエ始めた人でもできるのかな?